水は命の源。水がなくては人間は絶対に生きていけません!
この大切な水ですが、人間が生活に利用できるのは、地球上に存在する全ての水のうち、
0.008%にしかすぎません。国連の調査によりますと現在、世界では8秒に1人が、水不足
又は水汚染で死亡しており、2025年までに世界人口の3分の2は、中程度あるいは深刻な
水不足を抱える国で暮らす可能性が強いと指摘しています。
今後水の奪い合いにより、内戦や戦争に発展して行くことは、避けられそうもありません。
又、日本も対岸の火事のように考えているかも知れませんが、※食糧やミネラルウォーター
を輸入する事により、年間580億トン、世界人口の約4分の1の生活用水を独り占めしている
ことと同じであり、これから世界的な批判が集中することは間違いありません。
国際協力
国内対策
○食糧自給率を100%にする。個人レベルでは出来るだけ肉や輸入食品を食べない。外国産
のミネラルウォーターを 飲まない。etc.
○雨水タンクの普及に努める。
例えば、東京都内の全ての一戸建てに降った雨を溜めるとすると、1億3500万トンの水が
確保でき、これは利根川 水系の八木沢ダムが東京都に供給している水量を上回ります。
マンションやビルなども含めますと、膨大な水を確 保出来ますので、高々か雨水と侮っては
いけないと思います。
○水のリサイクルシステムの普及に努める。
生活用水の80%以上がリサイクル可能と言われています。設置にはかなりの費用を要しま
すが、長い目で見れば何倍もメリットがあると思われます。ソーラーシステムが大分普及してき
ましたが、水にも目を向けるべきでしょう。
○さまざまな節水
※ 例えばそれぞれの農産物を1トン生産するのに、米は2500トン、麦あるいは豆は1000トン、
肉は7000トンの水を必要とし、これらの農産物を輸入する事は、世界の貴重な水を奪い取って
くる事に他なりません。
大量の水を外国から奪い取ってきている罪滅ぼしと言う事ではありませんが、海水をこし、真水
にする「逆浸透膜」や海の表面と深海の温度差を利用した「自然循環システム」による淡水化など、
日本の先進技術による国際協力を積極的に行っていくべきであろうと思います。
個人レベルで言えば、開発途上国に1個数千円の雨水タンクを贈る事だって、立派な国際協力
なのです。